東商台東支部青年部3月例会ビジネス交流会に参加レポート

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東京商工会議所台東支部青年部の3月例会に参加してきましたので、そのレポートを皆さんとシェアします。

はじめに

皆さん、こんにちは。イクバルです。

2025年3月13日、東京商工会議所台東支部青年部の3月例会「東商台東支部青年部49presentsビジネス交流会」に参加してきました。

私は2024年に青年部に加入し、これまでいくつかのイベントに参加しつつ運営にも関わってきましたが、実はメンバー同士でじっくりビジネスの話をする機会はあまりなかったので、今回のビジネスマッチングイベントはとても楽しみにしていました。

ビジネスマッチングイベントは、異業種の企業が集まり、互いの事業を知り、新たなビジネスチャンスを探る場です。短時間で多くの人と交流できるため、効率的なネットワーキングが可能になるのが大きなメリット。特に台東区のような歴史と文化が深い地域では、新旧のビジネスが交差するため、新たなコラボレーションの機会が生まれやすいと感じました。

東京商工会議所台東支部青年部について

ご存知のない方いらしゃるかもしれないので、まず「東京商工会議所台東支部青年部」とは何?

簡単に言えば、

東京商工会議所台東支部青年部は、50歳以下の若手経営者や後継者を中心に構成され、1988年に設立されました。地域経済の発展を目指し、毎月の例会、地域連携、海外視察など様々な活動を行っています。

とのことです。

今回のようなビジネスマッチングイベントも、メンバー同士の結びつきを強め、事業拡大のきっかけを作る貴重な場となっています。

イベント構成

今回の交流会は、以下の3部構成で進行されました。

第1部:1分間プレゼン

参加者全員が1分間で自社のビジネスを紹介するプレゼンを行いました。短時間で相手の興味を引くには、話す内容を明確にし、端的に伝えるスキルが求められます。時間制限があることで、逆に要点を絞ることができ、印象に残りやすいプレゼンかどうかがポイントでした。

第2部:1対1のスピード交流会

いわゆる「ビジネス版スピードデーティング」。1対1で2分間ずつ話し、ビジネスカードや資料を交換しながら情報交換を行いました。短時間ながらも、多くの方とダイレクトに話せるため、思いがけない共通点や興味を持たれるポイントを発見することができました。

第3部:懇親会 🍻

最後は懇親会。食事をしながらリラックスした雰囲気の中で、より深い話ができる時間でした。第2部で話せなかった方ともじっくり会話ができる貴重な機会でした。

私は今回のイベントの懇親会に参加しませんでした。

A roomful of business professionals seated at long tables, listening to presenters and engaging in networking activities at a formal business matching event in Tokyo.

参加企業の特徴と市場トレンド

今回のイベントには、

  • 不動産・物件管理 (19%)
  • 製造業 (16%)
  • IT・デジタルソリューション系 (16%)
  • 小売・ECサイト運営 (14%)
  • コンサルティング・専門サービス (12%)
  • 金融・法律サービス (12%)
  • 農業・食品産業 (7%)
  • アート関連、観光業、芸術・文化・エンターテイメント (その他)

など幅広い業種の企業が参加していました。皆さんは台東区と言えば、古い街だから製造業とか、観光業とか、多いイメージかもしれませんが、特に「台東区らしからぬ」業種であるIT企業やコンサルティング企業、美術品取扱業者もあることを知ってほしいです。

また、今回話題に上がったトレンドとして、

  • DX推進
  • 海外進出
  • サプライチェーンの課題

などが挙げられ、各社がこれらのテーマについてどのように取り組んでいるのかを聞くことができました。

共有された課題と連携の可能性

イベントを通じて多くの企業が共通して抱えている課題が浮き彫りになりました。

  1. コスト上昇(材料費・人件費)(28%)
  2. 人材不足・採用難 (23%)
  3. デジタル化・DXの遅れ (21%)
  4. 競合激化と差別化の難しさ (16%)
  5. 法規制・コンプライアンス対応 (12%)

どれも中小・零細企業にありがちな課題ですが、やぱり昨今のニュースの話題に絶えない「コスト上昇」が一番になっています。 これらの課題に対し、異業種との連携や情報共有が解決の糸口になる可能性を感じました。

例えば、ほとんど紙で回る宝飾業界では、デジタル化・ペーパーレス化が急務であることが1-on-1の対話で明らかになりました。

この課題に対し、「Kafkai」のようなAIコンテンツ生成ツールを活用することで、従来の紙媒体のカタログや商品情報を効率的にデジタル化できます。Kafkaiを使えば、既存の商品説明を様々な形式のデジタルコンテンツに変換し、ウェブサイトやSNSでの展開が容易になります。これにより、コスト削減と業務効率化を同時に実現しながら、新たな顧客層へのリーチも可能になるでしょう。

成功事例

話していたのが課題ばっかりではありませんでした。 興味深かったのは、実際に異業種連携で成功している事例も紹介されたことです。

  • Eコマースの活用で売上を大幅向上させた事例 (仏壇・仏具販売企業がAmazonで業界トップの売上を達成した会社だとか 🙌🏾)
  • 不動産市場で安定した収益を確保している企業
  • ITサービスの拡張により利益を増やしている企業
  • 伝統産業が新しい市場を開拓したケース

こうした具体的な事例を聞くことで、異業種のノウハウをどう活用できるか考えるヒントになりました。

参加者の学びと個人的感想

私自身も多くの学びがありました。

  • 1分間プレゼンの難しさと効果 (すごく難しかった、、)
  • スピード交流会での臨機応変な対応力の重要性
  • 直接対話することで生まれる信頼感と連帯感

1対1のときに、お互い2分事業内容や課題を話しします、2分で伝わるように話して、相手の話も理解して、メモもとる余裕もなかったからとてもハードでした。AIでもこれは無理だなーと率直な感想でしたが、「リアルな場での交流」の価値を再認識しました。オンラインのやり取りが増えている今だからこそ、直接会って話すことの大切さが際立ったと感じます。

今後のフォローアップ

せっかくたくさんの方とお話ができたので、今後も

  1. 継続的な連絡や打ち合わせを行う
  2. 情報交換
  3. 異業種連携による新規事業の創出を考える
  4. 青年部の他イベント・例会にも継続的に参加

特に異業種とのコラボレーションは、今後さらに注目されるポイントになりそうです。パイがどんどん縮小する今、今までの型にはまった仕事だけでは生き残れません。

青年部への参加呼びかけ

今回のイベントを通じて、青年部の活動が若手経営者にとって非常に有意義であることを改めて実感しました。

  • 若手経営者同士のネットワーク構築
  • スキルアップや経営ノウハウの共有
  • 地域経済の発展に貢献する機会

まだ参加したことがない方も、ぜひ一度例会や交流会に足を運んでみてほしいと思います。ビジネスの可能性を広げるきっかけになるかもしれません。

私達と一緒に台東支部の青年部に入りませんか?

ご入会には一定の条件等がございますが、ご興味のある方は、ぜひ一度事務局までお問い合わせください。

東京商工会議所台東支部 青年部事務局 〒111-0033 台東区花川戸2-6-5 台東区民会館1階 TEL:03-3842-5031

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